スクワットの正しいフォームはこうです。の議論はまず論点がおかしい

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こんにちは、札幌パーソナルジムMORE大通・バスセンターエリアです。

ウエイトトレーニングでスクワットは、多くの人から認知されているトレーニングです。
『キングオブエクササイズ』と呼ばれるだけのネーミングボリュームはありますね。

下半身を鍛えるトレーニングではとても効果的です。

その中でスクワットにもやり方(フォーム)は多種多様です。
最近では、インスタグラムやユーチューブなどの投稿やリール(ショート動画)などでよく見かけます。


SNSが普及し情報量も多い中、動画によっては『フォームが全然違う』『言ってることが違う』など混乱の声や指摘のあるコメントをよく見かけます。

そういった中で私はこう考えています。

『発信している情報に干渉しない』です。

干渉しないことが良いかは皆さんの意見にお任せします。
なぜ干渉しないのか?それについてお話ししていこうと思います。

目次

個々の体の構造の違い

英語での解説になりますが、動画を見るだけでもなぜスクワットが個々によってフォームが変わるのか?が一目瞭然で分かりやすいです。

動画の内容を要約すると、人の骨格(胴体・上肢・下肢)はそれぞれ特有の長さを持っているためです。
モデルのような足が長い人もいれば、手足が異様に長い人もいます。
もっと細かいことを言えば、同じ身長でも膝下の長さや骨盤(腰)の高さが違ったりもします。

仮に同じ身長で先述した例の人を対象に同じスクワットを指導したらどうでしょう。
自ずとフォームは変わってくることは明らかです。

フォームの指導よりもまずは目的をどこに置くか

スクワットのフォームは肩幅よりもやや広く膝は〜なんて、トレーニングセミナーや社内トレーニング研修などでよく目にします。資料の内容は素晴らしい物ばかりですし、それ自体はとても勉強になる内容だと思います。

ただ私が感じている所は、そのセミナーや研修の内容を『そのままクライアントに当てはめてしまうケースが多い』ということです。

先述した個々の体の構造を考えると全てが資料通りのフォームに当てはまるとは限らないですよね。
構造的特徴も網羅したフォーム及びなぜそのフォームになるのか?を事細かく描かれているのがこちらの書籍です。

気になる方は一冊持っておいて損はないでしょう。

そして一番大切なのは、『クライアントがどんな目的でトレーニングに取り組むか?』を明確にすることが最優先です。

例えばボディビルであれば太い筋肉を作ればいいですし、フィジークであればVシェイプが際立つアウトラインを強化する。
ベストボディであれば程よく筋肉がある健康的な体を作ることがそれぞれの目的になります。

パワーリフターであればルール範囲内での最大挙上重量を扱えるフォームの獲得を目指せば良い訳です。
野球であれば競技力(スキル)向上のための『体力』をつけることがトレーニングの目的になります。

『正しいフォーム=スクワット』
これだと目的が『資料通りのフォームで取り組もう』に変わってしまっています。

なので私はSNSやYouTubeなどで掲載されている動画や投稿に関して干渉しないと言うのは、
まさにその発信者がどういった目的を持って投稿をしているかを把握できない為です。
その時に考えていることとしては『これはどんな目的で説明しているのだろう』ですかね。

重複になりますが、大切なのは『クライアントがなにを目的としているか?』と言うことです。
まずはそこのヒアリングを確実な物としてお互いの方向性を確認したいですね。

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