ファンクショナルトレーニングの種目かは目的によることを理解したい

ファンクショナルトレーニングに対する需要が高まってきた一方で、間違った意味で『ファンクショナル』という言葉が右往左往しているのが気になりました。
現在のファンクショナルトレーニングの認識はこんな感じで発信されている
最近の発信だと『ファンクショナルトレーニング』と呼ぶかは人によって異なりますが、
一般的には、外的な負荷をかけることよりも『姿勢』や『動き』を強く指したものを『ファンクショナルトレーニング』と呼ぶ傾向があります。
『ファンクショナルトレーニング』なるコンセプトを掲げている方の多くは、いわゆる『従来の筋力トレーニング』と呼ばれるようなベーシックなウエイトトレーニングの有効性に疑問を呈して、それに代わるものとして『ファンクショナルトレーニング』と言う位置付けの仕方をされている印象です。
その一方で、『従来の筋力トレーニング』と競技パフォーマンスを繋げる手段として『ファンクショナルトレーニング』を位置付けている場合もあります。
つまり、『従来の筋力トレーニング』に代わるものとしてではなく、『従来の筋力トレーニング』と共存して異なる役割を担うものとして『ファンクショナルトレーニング』を捉えている方もいるということです。
『従来の筋力トレーニング』で向上した筋力や爆発的パワーを競技の動きの中で使えるようにするために『ファンクショナルトレーニング』でカバーする。『どちらが正しいとかの話ではなく両方やればいい』みたいな発言をされている場合は、後者のカテゴリーに分類できるでしょう。
正しいファンクショナルとは?
再度、ファンクショナル(functional)についての意味を確認したいと思います。
日本語に翻訳すると『機能的な』という意味合いがあります。
2つをまとめると『目的を達成させるために十分な機能を備え、実用的かつ無駄のないさま』となります。
つまり、『特定のトレーニングがファンクショナルかどうかは、目的によるということです。』
ここから分かるように、先述した後者の考え方は、一見まとまった考えに思えますが、目的を決めず『ファンクショナル』という特別(特定)のトレーニングとして捉えているためナンセンスになります。
更に分かりやすく説明すると、
『目的を決定し行うトレーニングがファンクショナル』であり、
ファンクショナルトレーニング自体が、一つのメニューや特定のトレーニングを指す言葉では無いと言うことです。
例えば、レッグエクステンションマシンでトレーニングをするとします。
この時点で『ファンクショナルトレーニング』派の方から言わせると『それはファンクショナルではない』と分類されてしまう可能性が高いでしょう。
しかし目的が大腿四頭筋の筋肥大だとすれば、これは立派なファンクショナルトレーニングと言えます。
目的と手段
ファンクショナルトレーニングとして広まった背景にも
『ファンクションについて語る時にまずは目的を知る必要がある』と発案者からの発言がなされています。
重複しますが、特定のトレーニングがファンクショナルかは目的によって変わります。
つまり、同じトレーニングだとしてもファンクショナルにもなるし、非ファンクショナルにもなりえるという事です。
それでも外的な負荷をかけることよりも『姿勢』や『動き』を強く指したトレーニングや
特定の方法をファンクショナルと誤認している人は,
そんな気がしますし、そう言ったジムやトレーナーは疑ってかかったほうがいいでしょう。
言葉は正しく
言葉は正確に捉える必要があります。
特にトレーニングに関していえば尚更です。
例えば、『パワフル』という単語をスポーツを行う上で一般的な意味で捉えると
・強い力
・速く動く
・爆発的に力をだす
・パワーをだす
のような包括的な意味合いが多いです。その中でも『パワー』が一番馴染みのある言葉かと思います。
トレーニング(ここでは力学的に)では、専門的にどういう意味かというと、
・RFD(Rate of Force Development)
・ピークの力
・平均の力
・力積
一般的な『パワフル(パワー)』にのような一つの結果に対しての意味ではなく、
具体的な『力のプロセス』のことを指します。
ですので、発信する側やサービスを提供する人は、言葉を正確に伝える必要があります。
最近は特に気になるトピックでもあったので、お伝えできて良かったです。
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